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外資系企業の給与が高い理由|「激務だけど給与は高い?」「給与は高いけど定時に帰れる?」【答えは簡単です】

 

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こんにちは。

 

本日は、多くの方がご興味のある「給与」についてです。

 

私は、バック部門でしたが外資系企業に8年以上在籍しておりました。また、グローバルなコンサルティングファームにもトータル8年以上在籍しておりました。

 

よく、外資系企業は、日系企業と比較して、「激務だけど給与は高い」とか「給与は高いけど定時に帰れる」とか言われます。

 

これは両方とも正解だと思いますが、両者共通の点は、「給与が高い」ことです。その理由をご存知でしょうか。

 

 

一人で抱えている業務量が多い

一番は、「業務量が多い」、これに尽きると思います。

 

よく、生産性が高いとか言われますが、要は、一人で抱えている業務量多く、日系企業であれば、二人、場合によっては三人で実施している様な業務量を一人で行います。

 

従って、責任範囲も広く、このことから、「激務だけど給与は高い」と言われます。

 

かと行って、勤務時間が単純に2倍、3倍になるか、と言われるとそうでもなく、人によっては定時で帰れます。その理由は後述します。

 

ジェネラリストではなく、スペシャリストの集まり

外資系は、基本、ジョブ型雇用です。要は、スペシャリストの集まりです。

 

従って、全く畑違いの部署に移動したり、異なる職種に転職したりするのは稀です。せいぜい、隣接する領域になり、ゼロから経験を積み上げることは稀だと思います。

 

昨今、日本企業でもスペシャリストの育成に力を入れていますが、まだまだ、ジェネラリスト(2・3年ペースで多種多様な部署・業務を経験し、社内でポジションを上げていく)が重宝されていると思います。

 

業務量が多くても業務時間が増えない理由

スペシャリスト集団ですので、担当業務に精通しているため、勘所をわかっています

 

ですので、業務量が2倍になったとしても、過去の知識・スキル・成果物といった蓄積を活用することによって、効率的に業務を遂行することができます。そして、その業務スピードは、年月が経つにつれて、どんどん増していきます。

 

また、勘所をわかっているため、常に全力投球ではなく、力を抜けるところは、最低限問題とならない範囲で力を抜くことができ、濃淡をつけ業務を遂行することができます。

 

従って、業務量が多くなっても、きちんとやり遂げることができ、優秀であれば定時で帰ることもできるため、「給与は高いけど定時に帰れる」と言われます。

 

もちろん、会社によっては、特に新人は、毎日早朝に来て、深夜に帰るといった働き方を求められることもあります(今はないのかもしれませんが、昔は普通にありました)。

 

結果として、業務の質も高くなり、給与も高くなる

スペシャリストが大量の業務によって蓄積した知識・スキル・成果物は、更に経験を積んでいくと、より洗練されますので、個々の業務の質も当然高くなっていきます。

 

このことにより、日系企業と比較し、少人数でより質の高い業務を遂行することができ、お客さまに対してもより良いサービスを提供できる様になるため、給与も高くなります。

 

弊害もある

前述してきました外資系企業の仕組みですが、良い点ばかりではなく、当然、悪い点もあります。

 

例えば、スペシャリスト業務とスペシャリスト業務の間の業務(エアポケット業務)が疎かになってしまい、それが原因で大きな事務事故を起こしてしうこともあります。

 

また、経営的な視点からは、スペシャリストは転職が比較的容易であるため、より待遇の良い企業があれば転職してしまいますので、魅力的な待遇を維持し続ける必要があります。

 

以上、少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

がんばりましょう!!

 

ご参考:転職に関す記事

4回の転職経験から学んだことを書いています。

haryuku.hatenablog.com

 

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