資産運用っておもしろいですね〜
本日は、銀行の重要な機能の一つである「信用創造」についてです。
「信用創造」という用語を聞いたことがありますでしょうか?
銀行がお金を増やすこと??
教科書に書かれている銀行の「信用創造」って難しですよね、、というか意味不明ですよね。。
でも、本当は凄くやさしいんです。
目次:
「信用創造」を難しくしている原因は、用語の定義が曖昧だから
「信用創造」機能の説明として、教科書にはよく、銀行は、預金者から預けられたお金を貸し出すことにより、お金を増やしているようことが書かれています。
・ Aさんは、銀行Zに100万円預ける
(この時点で、銀行Zには、100万円の残高がある)
・ 銀行Zは、B社に100万円貸し出す
・ B社は、100万円のうち、50万円をC社に支払い、残り50万円を銀行Zに預ける
(この時点で、銀行Zには、150万円の残高がある)
・ C社は、50万円のうち、20万円をD社に支払い、残り30万円を銀行Zに預ける
(この時点で、銀行Zには、180万円の残高がある)
・ ここで銀行Zは、E社に180万円を貸し出す
・ E社は、180万円のうち、80万円をF社に支払い、残りの100万円を銀行Zに預ける
(この時点で、銀行Zには、280万円の残高がある)
・
・
という感じで、残高は無限に増えていきます。
これを読むと、なんとなく、分かった気になると思います。
しかしです!!
このような説明こそが、「信用創造」をよく分からないものにしているのです。
ここでは、「お金」と「残高」という用語を使いましたが、これがよくないのです。
本来であれば、「お金」や「残高」といった曖昧な用語ではなく、「現金」と「預金」という用語を使う必要があります。
「現金」と「預金」は異なるもの
よく「現預金」という用語を聞いたことがあるかもしれませんが、「現金」と「預金」は全く異なるものです。
この2つの違いをきちんと理解し、正確に使い分ける必要があります。
「現金」・・・お財布の中に入っている1万円札、千円札、五百円玉、一円玉などです。
「預金」・・・通帳に記載されている数字です。
銀行が増やしているのは、「現金」ではなく、「預金」です。
すなわち、通帳に記載されている数字を増やしているのであって、現金そのものを増やしているわけではないのです。
先ほどの例で言いますと、増えていっているのは、「現金」残高ではなく、「預金」残高です。
ちなみに、「現金」も「預金」も通貨であることにかわりはありません。
「信用創造」とは「預金」(通帳の数字)を増やすこと
「信用創造」機能とは、預かった「現金」(お財布に入っている現生)を元にして、「預金」(通帳に記載されている「預金」残高)を増やすこと。
以上です。
面白いですね〜
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